知人からの告白

 告白と言っても恋愛の話ではなく、もっと真剣な話。
 知人からの久しぶりの電話、
 「どもぉ おひさ~」
 といつもどおり話していたら、突然
 「肺にガンが見つかったんだ・・・片方はガン化し、胞子が撒かれたように肺全体に広がり、もうレーザー治療や手術もできないんだってさ。」
 「抗がん剤による治療を2回やったんだけど、来月からイレッサに切り替えるんだ。」
 ・・・実は別のルートで「どうやら最近仕事に行ってないらしい」との情報を得ていて、薄々「何かある」と思っていたが、まさか本人から告白されるとは思っていなかった。
 知人は僕の6つ上、妻とお子様が2人。
 彼の生い立ちについては、詳しく知らないが、僕の知る限りの情報では相当な苦労をしていることは知っている。
 しかし、なぜこの人が・・・・。
 とりあえず、電話中だけは と 極力明るく話すことに徹したが、もう、涙が溢れてとまりませんでした。
 電話終わっても、自分の中の何かを失った感じ・・で、仕事も手付かず・・・。
 肺の”影”については2年前に彼からの情報で知っていたが、そのときはガンの影ではないという診察だったのに・・・。なんで今ごろ・・・。あの時診断したがんセンターの医師は何をやってたんだ!(怒)
 今さらそんなことを話しても仕方ないことだが、どうにもやるせない。
 
 ヒョンなことから
 「奥山貴宏」という方の存在を知った。すでにお亡くなりになられているが、彼、知人に近づきたいと思った。

 知人とはどのように接していいのか、今はまだ不安がいっぱい。
 今までどおり普通に付き合えるだろうか・・・。
 彼と彼の家族のために何をしてあげられるだろうか。
 ぜひ、みなさんのご意見を伺いたい今日この頃です。

コメントを残す